
屋形船の魅力は第一に料理にあります。季節や目的によっても出される料理。屋形船の中には調理場が併設されていて、特に江戸前と呼ばれる食材を使っての天ぷらは絶品と評判です。
「テーブルと椅子」、または「立食でパーティ」をという利用者のニーズに応える形として「クルーザー」が登場しました。「クルージング」とは、巡航(cruise)を語源として、室内装備を備えた大型のヨット・モーターボート・帆船などで、あちらこちらに寄りながら、海洋を巡航する意味のようです。ここでいう「クルージング」とは本来持つ言葉の意味とは違うようで、「洋風仕立て」にした屋形船といったところでしょうか。屋形船は外観も和ティストが感じられる作りになっています。内部も畳敷きに座布団といったお座敷です。「和風仕立て」の屋形船に対して「クルーザー」は船の外観や壁紙・床材といった内装からテーブルと椅子というように洋風な作りになっています。デッキや甲板にもテーブルや椅子が設置してある船もあり、川風・海風を受けながら、恋人とロマンチックにサンセットや都会の夜景を見て過ごすのも、仲間とワイワイ騒ぎながら楽しむのもいいのではないでしょうか。料理も屋形船の日本料理に対して、洋風料理を中心としたメニューの組み立てになっています。
クルージングに使われるクルーザーは、テーブルと椅子、または立食といった形で利用することができます。そのため料理も屋形船の日本料理とは異なり、洋風料理中心のメニューとなります。リーズナブルなランチメニューから立食パーティ用のビッフェタイプ、豪華にディナーのフルコースなど時間や航行コースによって用意されています。またクルーザーによってはイタリアンや中華料理などをお出しするところもあります。ほとんどの屋形船は日本料理が定番なのに対して、クルーザーは船によってお出しする料理の選択肢・自由度が高いといえるでしょう。クルーザーのメニューによって運行コースや船宿を選ぶなんてこともよいかもしれませんね。クルーザーでも貸切のパーティコースは、屋形船と同じサービスが受けられるようです。今の若い人は正座が苦手という人が多いようなので、お座敷で足が痺れるのを我慢するよりも、開放的な雰囲気があるクルーザーを利用する人も増えてきたようです。
クルージングも屋形船と同じように、貸切と乗合があります。航行時間は屋形船と同じで2時間から2時間半になりますが、中には短時間のランチなども行っているプランもあります。収容人数は屋形船と同じように15名ほどから100名以上と、小型から大型の船まで揃っていています。クルーザー船内は洋式ですので、テーブルや椅子がなければ、多くの人を乗船させることもできます。コースはほぼ屋形船と同じで、普段は見ることのできない場所からみるレインボーブリッジやお台場の大観覧車、都会の夜景などは絶景です。乗船場によってコースが異なりますので、事前に確認をしておいたほうがよいでしょう。クルージングは屋形船を経営している船宿が行っているところが多いようです。そのため料金はランチなどを除けば、屋形船と同じくらいの料金になります。通常コースメニュー料理も量・味とも十分満足できるものが用意されていますが、もちろん金額によってさまざまなコースが設定されています。
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